こんにちは!「しっぽとフォトログ」のしゆんです。
季節の変わり目や暑さのピーク時、ブラン(マルプー)とクリフ(シンガプーラ)の食欲が少し落ちることがあります。
「いつも完食してたのに、今日は残してる…」
そんな日は、ちょっと心配になってしまいますよね。
今回は、そんな時にわが家で試してみた「ちょっとした工夫」をご紹介します。
どれも簡単で、無理なく取り入れられるものばかりです。
🍗 1. 香りを立たせる「レンジで5秒」
ブランは、食欲が落ちた時でも“香り”にはとても敏感。
食器の前でじっと見つめているのに、なかなか口をつけない…。
そんなときに試してみたのが、フードをレンジでほんの5秒だけ温めるという方法です。
温めることで、フードの香りがふわっと立ち上がり、
ブランの鼻がぴくぴくと動き始めて、興味を持ってくれることがありました。
まるで「これ、さっきと違うかも?」と気づいたような反応で、
そのまま食べ始めてくれることも。
特に、ウェットフードやトッピング系は香りが立ちやすく、
ほんの少し温めるだけで、食欲を刺激する“きっかけ”になるようです。
- ※温めすぎると風味が変わったり、熱くなりすぎてしまうので注意
- ※電子レンジ対応の容器に移してから温めるのが安心
ブランの場合は、レンジで温めたあとに少し冷ましてから出すと、
「待ってました!」というような表情で食べてくれることもあり、
このひと工夫が、“食べたい気持ち”を引き出すスイッチになっているように感じます。
🧂 2. トッピングで“変化”をつける
クリフは、基本的に好き嫌いが少ないタイプですが、
毎日同じフードが続くと、ふとした瞬間に食いつきが鈍くなることも。
そんなときに効果的だったのが、少量のトッピングによる“変化”づけです。
いつものフードに、ほんのひとつまみ加えるだけで、
「おっ?」と鼻を動かし、興味を示してくれることが多くありました。
たとえば…
- 無添加のささみフレーク:ふわっと香る鶏の風味が、食欲をそそるようで、よく鼻を近づけて確認していました
- ペット用かつおぶし:軽い食感と香ばしさがアクセントになり、フード全体に“新鮮さ”をプラス
- ヤギミルクパウダー(ほんの少し):まろやかな香りがふんわり広がり、クリフの好奇心をくすぐるようでした
ポイントは、味そのものよりも“香り”と“食感”の変化。
クリフは、口にする前にじっくり香りを確かめるタイプなので、
ちょっとした違いが「これはいつもと違うぞ」と感じるきっかけになるようです。
また、トッピングはあくまで“少量”にすることで、
フードの栄養バランスを崩さず、飽きずに続けられるのも安心ポイント。。
🧊 3. 冷感マット+涼しい場所で食事タイム
夏の暑さは、人間だけでなく、ペットたちの食欲にも影響を与えます。
特にブランは、暑い日になると食器の前でウロウロ…
「食べたいけど、なんだか落ち着かない」という様子を見せることがありました。
そんな時に試してみたのが、食べる“場所”の見直し。
冷感マットの上や、エアコンの風がやさしく届く涼しい場所に食器を置いてみると、
ブランもクリフも、すっと落ち着いて食べ始めてくれることが増えました。
特にブランには、「ここなら涼しいよ〜」と声をかけながら誘導すると、
自分から冷感マットの上にちょこんと座り、
まるで「ここなら快適だね」と言っているかのような表情で食べてくれます。
クリフも、窓辺の風が通る場所や、ひんやりした床の上など、
自分で“快適スポット”を見つけて、そこで食べるのが好きなようです。
- 冷感マットは、ペット用のものを選ぶと安心
- 食器の位置を少し変えるだけでも、反応が変わることも
- 食事前に「ここで食べようね」と声をかけることで、安心感が生まれる
食欲が落ちている時こそ、“食べる環境”の心地よさが大切。
ちょっとした工夫で、ブランとクリフの「食べたい気持ち」を引き出すことができました。
🐾 4. “食べない日”もあると受け止める
どんなに工夫しても、どうしても食べない日がある。
そんな時は、焦らず、無理に食べさせようとせず、そっと様子を見るようにしています。
ブランもクリフも、体調が悪いわけではなさそうなのに、
なんとなく食器の前でじっとしていたり、少し匂いを嗅いで離れてしまったり…。
そんな日は、「今日はそういう日なんだな」と、少しゆるく構えるようにしています。
実際、翌日にはケロッと食欲が戻っていることがほとんど。
ブランは、朝は食べなかったのに夕方には「ごはんまだ?」と見つめてきたり、
クリフも、気まぐれにお気に入りのフードを選んで食べ始めたり。
- 無理に食べさせようとすると、かえってストレスになることも
- 食べない理由が「暑さ」「気分」「環境」など、さまざまな可能性がある
- 体調や排泄の様子を見ながら、必要なら獣医さんに相談する安心感も大切
「食べない=すぐに不安」ではなく、
“その日の気分”や“ペース”を尊重することも、愛情のひとつだと感じます。
ブランとクリフの様子を見ながら、
「今日はのんびりしようね」「また明日、食べようね」と声をかけることで、
わたし自身も、少し肩の力を抜いて向き合えるようになりました。
📝 おわりに|“食べてくれる”って、うれしい
ペットがごはんを食べてくれる――
それだけで、「元気なんだな」「安心してるんだな」と感じられて、
飼い主としては、胸の奥がふっとあたたかくなるような、そんなうれしさがあります。
今回ご紹介した工夫は、どれもほんの些細なこと。
レンジで少し温めてみたり、トッピングを加えてみたり、
涼しい場所に食器を置いてみたり、食べない日をそっと受け止めてみたり…。
どれも、ブランとクリフの様子を見ながら、少しずつ試してきたことです。
その積み重ねの中で、
「食べるって、安心のサインなんだな」
「食べたい気持ちって、信頼や心地よさとつながっているんだな」
と、改めて感じるようになりました。
ブランがごはんを食べ終えて、満足そうにしっぽを振る姿。
クリフが食後にお気に入りの窓辺でくつろぐ姿。
そんな日常のひとコマが、わたしにとっては何よりの“元気の証”です。
これからも、ふたりの“食べたい気持ち”を大切にしながら、
季節や体調に合わせた、心地よいごはん時間を作っていきたいと思います🍽️🐾
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