2025年の紅葉を撮影してきた|奈良県・吉野山

撮影スポット

こんにちは!「しっぽとフォトログ」のしゆんです。

今年の秋、妻と一緒に奈良県の吉野山へ紅葉を撮影しに行ってきました。
吉野山といえば桜の名所として全国的に知られていますが、紅葉の季節もまた格別。山肌が赤や黄色に染まり、光の加減によって刻一刻と表情を変える景色は、写真を撮る者にとってまさに絶好の被写体です。

朝から車で向かい、窓の外に広がる山々の色づきに胸が高鳴ります。道中からすでに秋の気配を感じられ、目的地に近づくにつれて「今日はどんな紅葉に出会えるだろう」と期待が膨らんでいきました。
妻と「桜の吉野山は有名だけど、紅葉は初めてだね」と話しながら、撮影機材を準備しつつ、特別な一日が始まる予感に包まれていました。

駐車場から散策スタート

吉野山の手前にある、1日1,000円で停められる駐車場に車を置き、そこから散策をスタートしました。
駐車場は広々としていて、観光客が多いシーズンでも安心して利用できる印象。車を降りた瞬間から、澄んだ空気とほんのり色づいた山並みが目に入り、これから始まる紅葉散策への期待が高まります。

歩き始めたのは午前10時30分ごろ。人の数は「ぼちぼち」といった程度で、混雑しすぎず、写真を撮るにはちょうどいいタイミングでした。観光地特有の賑わいはありつつも、立ち止まってカメラを構える余裕があり、落ち着いた雰囲気の中で紅葉を楽しめます。

朝の光が柔らかく差し込み、木々の赤や黄色が一層鮮やかに映える時間帯。山道を歩きながら、レンズ越しに見える景色はどこを切り取っても絵になるようで、自然とシャッターを切る回数が増えていきました。

下千本から奥千本へ

まずは下千本から散策をスタート。山道を歩きながら紅葉を撮影していくと、視界いっぱいに広がる赤や黄色の木々が秋の山を鮮やかに染め上げていました。山から見下ろす景色は開放感があり、光の差し込み方によって葉の色合いが変化する様子はまさに自然が織りなす絶景。気になるスポットを見つけては立ち止まり、カメラを構えてシャッターを切るたびに「この瞬間を残せてよかった」と思える場面が続きました。

歩みを進めるうちに上千本へ向かう道中でバス停を発見。紅葉を追いながら歩いてきたこともあり、足に少し疲れを感じていたので、ここからはバスに乗って奥千本まで移動することにしました。バスの車窓から眺める紅葉もまた違った趣があり、歩きとは異なる角度で山の景色を楽しめたのも良い体験でした。

ただ、奥千本は紅葉の見どころが少なく、写真に収めたいと思う場面は限られていました。軽く散策を終えた後は、再び山道を歩いて駐車場へ戻ることに。帰り道は少し疲れを感じながらも、撮影した写真を振り返りつつ「やっぱり下千本から上千本にかけてが一番見応えがあったね」と妻と話しながら歩く時間もまた心に残るひとときでした。

帰り道の楽しみ

帰り道では、妻が屋台で鮎の塩焼きを見つけて購入。炭火でじっくり焼かれた鮎から立ちのぼる香ばしい匂いに誘われ、食べ歩きしながら頬張る姿は本当に嬉しそうでした。皮はパリッと香ばしく、身はふっくらとしていて、秋の山歩きの疲れを癒すご褒美のよう。私もその匂いだけでお腹が鳴りそうになり、旅の楽しみは紅葉だけではないと改めて感じました。

さらに、帰り道の途中で見つけたテラス席のあるカフェに立ち寄り、少し休憩。木々に囲まれたテラスからは、夕方に差し掛かる柔らかな光が紅葉を照らし、散策の余韻を感じながらコーヒーを味わう時間は格別でした。歩き疲れた体を椅子に預け、妻と「今日はよく歩いたね」と笑い合うひとときは、写真には残せないけれど心に深く刻まれる瞬間。

紅葉の撮影だけでなく、食べ歩きやカフェでの休憩も含めて、吉野山で過ごした一日は秋の旅らしい豊かさに満ちていました。

まとめ

吉野山の紅葉は、桜の季節とはまた違った趣がありました。春の華やかさとは異なり、秋は落ち着いた色合いの中に力強さがあり、山全体が赤や黄色に染まる様子はまさに自然のキャンバス。光の差し込み方によって葉の色が微妙に変化し、歩くたびに新しい表情を見せてくれるのが印象的でした。

下千本から上千本へと歩きながら撮影する時間は、自然の美しさを存分に味わえる贅沢なひととき。レンズ越しに切り取る景色はどこを撮っても絵になり、撮影者としては夢中にならざるを得ません。途中でバスを利用して奥千本へ足を延ばしたり、帰り道に鮎の塩焼きを食べ歩いたりと、紅葉以外の体験も含めて旅の楽しみが広がりました。妻と笑い合いながら歩いた時間もまた、写真には残せない大切な思い出です。

「歩きながら撮影する紅葉旅」を楽しみたい方には、吉野山はぜひおすすめしたいスポットです。桜の名所として知られる場所ですが、秋の紅葉も負けず劣らずの美しさ。撮影を目的に訪れる人はもちろん、散策や食べ歩きを楽しみたい人にとっても、心に残る一日になるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました